Deep Space 38999 -100℃の極低温仕様 D38999
アンフェノールは、-100℃の極低温環境で使用可能なDeep Space 38999を開発しました。
一般的に、-65℃以下の低温では、耐環境シールを保持するグロメット、インターフェイシャルシールが劣化するため、コネクタの耐環境性が低下します。そこで、Deep Space 38999では、シール用ゴム部品に、一般的なエラストマーではなく -100℃耐性の特殊シリコーン合成ゴムを採用することで、極低温環境下においても、ケーブル側、嵌合面のシール性を強固に保持することが可能になりました。 Deep Space 38999は、-100℃~200℃の温度サイクル試験で信頼性評価を実施済です。
過酷な温度環境下で長時間の使用を余儀なくされる宇宙機器用途において、Deep Space 38999は、最大限の性能を期待できます。例えば、地球低軌道(LEO)空間に長時間滞在する人工衛星や宇宙機、また大型ロケット、月探査ミッション、深宇宙探査、宇宙ステーションなどの用途に最適です。
液体窒素、液体酸素を取り扱う極低温装置に適した -190℃対応のオプションも、近日リリース予定です。詳細は弊社営業までお問合せください。
特長
- 宇宙機器、凍結機器向けの用途に最適
- -100℃及び200℃の温度サイクル試験による信頼性評価を実施 (30分間を5サイクル)
- 38999 シリーズI、38999 シリーズII、38999 シリーズIII、SJTコネクタに適用可能
- 軽量、小型設計のシリーズFIVEにも適用可能
- アンフェノール品番末尾に、オプションコード(750)を設定することで、指定可能
- 上記シリーズの標準コネクタと相互嵌合、置き換えが可能
- 極低温環境下でも、ケーブル側、嵌合面のシール性を強固に保持
- 特殊なシリコーン合成ゴムを採用することで、ゴム部品の圧縮永久ひずみを最小化
- 38999シリーズの標準キャップ、アクセサリを使用可能
- 低アウトガス仕様も提供可能、オプションコード(750S)
Deep Space 38999の温度サイクル試験
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