MIL-STD-1760 Type II レール発射式ミサイルコネクタ
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MIL-STD-1760 Type II レール発射式ミサイルコネクタは、AIM-120 AMRAAMやMeteorなどの空対空ミサイルの発射システム用に開発されたアンビリカルコネクタです。
機能、性能及び基本形状はMIL-DTL-83538で規定され、機体側コネクタ(ASI)、ミサイル側コネクタ(MSI)、それらを繋ぐバッファコネクタの3部品で構成されます。
バヨネット嵌合したASIとバッファは機体側に取り付けられ、MSIはミサイルに取り付けられます。ミサイルをパイロンにセットすることでフローティング構造のMSIはバッファに対してブラインドメイト嵌合します。ミサイル発射と同時にアクチュエータが作動して機体側にASIとバッファが引き込まれ、MSIから離脱します。
バッファの役割は、ミサイル取り付け時及び発射時のASIの保護です。必要に応じてバッファを交換することで、システムに接続したASIのメンテナンスを容易にします。
ASI、MSIには、D38999 シリーズの標準コンタクトが使用できます。信号用コンタクトをはじめ、パワーコンタクト、同軸コンタクト、ツイストペアコンタクト、光ファイバが使用可能です。
特長
- MIL-STD-1760規格(航空機用兵装システムの電気、光ファイバ規格)に適合
- MIL-DTL-83538規格に適合(Type II用)
- MIL-DTL-38999用圧着コンタクト使用
- バヨネット嵌合(ASI側)、ブラインドメイトのプッシュプル嵌合(MSI側)
- 繰返し使用可能(バッファは交換可)
- 完全EMCシールド